秋葉原から渋谷まで歩いた。
まずは秋葉で一通りの徘徊を済ませたあと、予定では皇居のまわりをぐるりと一周してみるかーみたいな話だったんだけど、せっかくだからこれから渋谷まで足を伸ばしてHitmaker社の新作ゲーのロケテを見ようという話になって、結果的に秋葉原オタと渋谷オタの間の文化的距離感を空間的に計測しようという試みとなった(?)。オタコンチキ号漂流記的気分、いやそんなコンチキ号のひとに失礼な。のんびり歩いて3時間ほどで着いたので、秋葉と渋谷は徒歩でつながる(←地続きなんだから行けないわけがない)けどその可能性によって文化的につながってるわけではないというあたりまえのことがわかったっていうか、わかったとかわからないとか言うようなことでもない。ふつうは地下鉄なりJRなりで行ったり来たりするもんだ。
以下適当に写真を羅列。タイマー記録をまちがいたので撮影時刻がわからない。
秋葉→東京(「高2→将軍」みたいだなとおもった)。
ヘリ撮ってみて、いまどきのデジカメてシャッタースピード速いんだなーと思った。ローター見えるし。
東京駅付近、喫煙者たちの閉ざされた楽園。
千代田区のあたりは禁煙区画がガシガシ拡大しているのでなかなか煙草吸えません。秋葉原だけじゃないのです。
喫煙者は肩を縮めて「Smoker's style」とかそういうスペースでモクモクします。で、それの移動図書館的運用例みたいなのが東京駅ちかくに置いてあった。あーこんなのもあるんすね、バドワイザーのCMみたいだな。
つうかご自由にお入りくださいて書いてあるのにドアに鍵かかってて入れないよこれ。
すざけんじゃありませんよ。行政の末端の徹底の排斥の保護の妥協の措置が混乱のあらわれなのかーとおもって象徴的におもしろかった。あれは虫寄せのランプ的に機能してるのか。
皇居のあたり。
コンクリートジャングルを抜けて出た堀と橋と緑、あー皇居皇居。空がひろくていいなあ。
警官のひととか警備のひととかポツポツ見える。
堀を渡って公園を抜けて、さらに堀を渡って内側のほうへ。
「太陽を盗んだ男」でハイジャックバスが止まった地点(だよなたぶん)などを眺めつつ歩く。
桜田門から抜けていくー(しのびが)。
あー、けいさつだ。こんな近いのか。
桜田門→六本木。
天下国家の国会議事堂。どでーん、ってかんじ。
趣味のいい形じゃないよなと見るたび思うけど、政治は趣味でやるもんじゃないだろうし、べつにいい。
このあたりは何度かしか来たことないけど、来るたびにふつうに警戒が厳重。警察のひとと頻繁に出くわすし、警察関係と思われる車とかバイクとか機材とかテントとかあちこちにある。
うわー、東京ー、というかんじの光景。
90年の光景がそのまんま10年つづいちゃいましたみたいな。圧倒的に車と排ガス、喧騒、実際ゴミゴミしてるんだけどそれ以上に強くスマートとか洗練とかから遠い印象を受ける。ともあれこのあたりの空気の汚さは異常。人間が歩いて暮らす街じゃないなあ。タクシーとか地下鉄とかでバイパスしたくなる気分もわかる。
六本木ヒルズ。
寄る予定なんて全然なかったんだけど、歩いてたら道の途中にヌボーと建ってましたみたいなかんじで初邂逅。べつに中に入ったりとかしなくて通り過ぎただけなんだけど、付近はひとがめちゃくちゃ一杯居て大変だった。
ていうかいままで六本木ヒルズといわれても形とかなんとか全然わからなかったので、実物見て「あー、このビルか」と腑に落ちた。あれだ、去年LEGEND行ったときに麻布十番から見上げたビルだよ(↓参照)。
これこれ。
あんときはまだ工事中だったけど。六本木ヒルズオープンってのはこれが完成したっていう意味だったのか。
入り口あたりのスクリーンで「ろっぽんじん、はじまるー」とかやってた。
区画を一歩出るとふつうに薄汚い余裕のない野暮ったいねじくれた道路と町並みになっちゃうので、そのへんもおもしろかった。なんか「MEGAZONE23 III」あたりのイメージと重なるよな。強引とかハッタリとか黒字に金とか、そういうメッキがかった(うそくさい)華やかさがこの街で表現可能な唯一の価値観ですみたいな。もう根本的に清潔にしたり洗練させたり高級にしたりするのは無理だろみたいな。囲って外側を無視することでしかわたしたちはきれいになることができないのですっていうか。それを自然と思うひとはそんなに多くないだろう。
それでどうにかしようっていう不自然のパワーが、かつてはみなぎっていた街っていうことなんだろうな。
あと六本木ヒルズて略称とかどう呼んでるのかなっつーか「ろっぴ」とか「ロッピル」とかか?とか適当に思いながら歩いてたら自転車に乗ったおねーちゃんたちが「ヒルズはー」とか会話しつつ通り過ぎたので略称「ヒルズ」だということがわかった。六本木自体とっちゃうわけか。ははぁさすがギロッポンのキャリアウィミンともなると略し方もおしゃれなのかねえと思った、いやだめだおれの偏見バリアの干渉波がここにも。
→渋谷。
青山マネキン紹介所の看板など見つつ、半袖制服幼女がたくさん乗ったバスを激注目しつつ、シャッターチャンスを逃しつつ、てくてく歩く。
渋谷駅前到着。ジェットセットラジオとかJSRFとかPROJECT GOTHAMなどでおなじみのバス停留所群。
Hitmaker「アヴァロンの鍵」ロケテ@渋谷GIGO見物。
Hitmakerの、プレイ時間長めでじっくり遊ぶ型で金はけっこうかかるので主対象ユーザは社会人ですよみたいな大型筐体シリーズの新作。競馬にサッカーと来て、次はファンタジックカードゲームだ。あのジャンルは伝統もあるし客層も根強いし、それはHitmakerとしても獲得しておきたい新規の層でもあるだろうから、基本的には外してないと思う。
まだロケテだし自分で遊んでないのでなんともわからんけども、傍で見ていたかんじ「アーケードで我が社のノウハウでカルドセプトですよ」っていうかんじなのかな。バランス調整むつかしそうだ。あと、プロジェクタ見てても自分もやりたくなるようなかんじになかなか見えづらいのはどうなんだろうなあと思った。つうか地味なんだとにかく。競馬ならレースがあるしサッカーなら試合があるけど、このゲームだとそういう要素が弱いからかなあ。
多少派手な掴みがないと閉じた客層のゲームになってしまうような気がする。けど化けかた次第ではおもしろくなると思うので、がんばっていただきたいかんじ。
MATRIX。
駅前はどこ行ってもくそでかいMATRIXの広告まみれであー宣伝たいへんねと思った。湯水のように金つかっとるなあ。
エージェントスミスのポスターは左右がループしてるらしく、こんな使い方(jpg / 36.7KB)も。
消費者側の口コミメディアが云々とか逆説的に言及されたりするけど、それを言う側のひと(扱う側のひと)はそんなもの明らかに信じてないよなまったく、そしてそれは当然だ。かれらは可能性じゃなくて起きたことや起こすことに関する商売をやっているからだ。このとにかく視界を埋め尽くせとばかりの広告戦略は実に当事者的で正しいやりかたなんだなあと思った。目に見える実の成果のためにこそ金を使わなければならない。実をつくれば虚については後からなんとでも言える。かれらの立場はだから軍人に近い。
牛たん食ってビール飲んでいい気分になってさて帰るかと駅前に戻ったら先日見かけた飛行船が。
うー、昼間だと普通だな。飛行船は夜に限る。
つうか今日も夕方(18:20頃)池袋で見かけた。しばらくぐるぐる飛んでるのか。